POC-ハブワイアレスGは、Wi-Fiネットワーク(802.11g)を通じて遠隔操作可能な３つのPOCモジュールをホストできるモジュールです。電源供給はUSB Micro-B ケーブル、通常の電話充電器、または5Vのバッテリーパックからも行うことができます。POC-ハブワイアレスGは小型PC上のVirtualHubと同様に使用できますが、より小さく、消費電力も小さいため、PCのセットアップと維持がバーチャルハブより大幅に容易になります。本製品はPOC-APIを利用した既存のアプリケーションすべてと相互交換可能で、細かい設定を必要としないデバイスです。バーチャルハブに関してはHTTP callback を使用して自動で動かすことができます。

POC-ハブワイアレスGは、インフラストラクチャーモードで802.11gのワイヤレスアクセスポイントにアクセスできる上にソフトウェアアクセスポイント(SoftAP) として使用でき、追加のインフラなしにモジュールデバイスからPOCモジュールにワイヤレスアクセスを提供することができます。

さらに、本製品は埋め込み式の時計付きタイマーを特徴とし、デバイスを低電力で深いスリープ状態にした後、あらかじめ決めておいた時間に自動的に起こすことができます。このため、スリープ状態では電供給量を15uA まで削減することができます。（これは、バッテリー上で働くアプリケーションとソーラーパネルに必要不可欠な最低限の電力です。）本製品は、HTTP コールバックを使用したウェブサーバ上へのデータ送信は数秒で終わります。

３つのPOCモジュールが接続でき、そのうち一つはBoard2Board-127コネクターを使用して、POC-ハブワイアレスGに直接接続できます。YoctoHub-Shield extensionを利用することでより多くのモジュールをつなぐことができます。本製品は、POCデバイスを最高2Aまで電源供給することができます。

本デバイスは接合アンテナ(9cm, RP-SMAコネクタ付)と接続ケーブル(uFからRP-SMA)がセットになっています。アンテナを使用したことにより、携帯電話やタブレット端末がアクセスできる距離より遥かに遠くのアクセスポイントにつなぐことができます。

類似品のPOC-ハブワイアレスとは対照的に、本バージョンはアンテナコネクタを含まず、小型のアンテナをPCBに直接統合するようになっています。ゆえに省スペースとなりますが、十分なワイヤレスの接続環境にあり、かつ強度の 電磁波妨害のない状態でご使用ください。

警告：POCデバイスをホスティングしている3つのダウンストリームポートはUSB micro-Bコネクターを使いますが、POC-ハブワイアレスGはデバイスにコンタクトするためにUSBよりシンプルな専用のプロトコルを使用しています。よって、POC-ハブシールドを使用してPOCでない一般のデバイスを作動させることはもちろんのこと、電源を供給することもできません。ダウンストリームポート上の通常のUSBハブ(Micro-USB-Hubなど)を使用することもできません。より多くのPOCデバイス用のダウンストリームポートが必要な場合、複数のPOC-ハブシールドを使用することができます。

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